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セイコーの創業者 服部金太郎の生誕160周年とセイコー創業140周年を記念した、ふたつのグランドセイコー限定モデル

セイコーウオッチは「グランドセイコー」から、セイコーの創業者である服部金太郎の生誕160周年を記念した限定モデルと、セイコー創業140周年を記念した限定モデルを2021年1月22日(金)に発売する。日本の時計産業を牽引し、「東洋の時計王」と呼ばれた服部金太郎が残した言葉や経営理念は、グランドセイコーのブランド思想やものづくりにも脈々と受け継がれている。

服部金太郎が残した言葉と経営理念
・常に時代の一歩先を行く(革新)
「すべて商人は、世間より一歩先に進む必要がある。ただし、ただ一歩だけでよい。何歩も先に進みすぎると、世間とあまり離れて預言者に近くなってしまう。商人が預言者になってしまってはいけない。」
・急ぐな休むな(進化)
「向上心はどこまでも持っていて、一歩一歩少しずつでも急がず休まずに働いていった方がよい。」「急げば休まなければならぬ。休まず進まんとすれば急いではならぬ。」
・良品は必ず需要者の愛顧を得る(高品質)
服部金太郎は精工舎の設立時から「精巧な時計を作ることで成功を収める」ということを固く決意しており、製造会社を「精工舎」と命名したことにも並々ならぬ決意が見て取れる。そして、良品こそが顧客の信頼を得ることができるという強い信念を持っていた。

服部金太郎生誕160周年記念限定モデルとセイコー創業140周年記念限定モデル



冷間鍛造でつくり出された稜線の際立つプラチナケース
グランドセイコー マスターピースコレクション 服部金太郎生誕160周年記念限定モデル(SBGZ005)
手巻き(スプリングドライブ Cal.9R02)。39石。パワーリザーブ約84時間。平均月差±15秒(日差±1 秒相当)。Ptケース(直径37.5mm、厚さ9.6mm)。5気圧防水。シースルーバック。世界限定50本。1050万円(税別)。
グランドセイコーブティックにて1月22日(金)発売
グランドセイコー エレガンスコレクション セイコー創業140周年記念限定モデル(SBGW260)
手巻き(Cal.9S64)。24石。28,800振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KPGケース(直径38mm、厚さ10.9mm)。シースルーバック。3気圧防水。世界限定350本。300万円(税別)。
グランドセイコーブティック・グランドセイコーサロンにて1月22日(金)発売


グランドセイコー マスターピースコレクション 服部金太郎生誕160周年記念限定モデル(SBGZ005)



初代グランドセイコーのダイヤルでは叶わなかった放射模様から発想を得た多層ダイヤルは、現代の加工技法を結集するとともに新たな技法を取り入れることで作られている。繊細な放射模様にブランドロゴ、SD マーク(Special Dial マーク= 金無垢のインデックスを採用したダイヤルに入れられるマーク)、そして秒目盛が浮かび上がり、印刷によらず立体の陰影のみで美しさと視認性を実現しているのが特徴だ。また、特別に14K ホワイトゴールドでつくられたインデックスと時分針は、切削で成形した金無垢の質感が活きたシャープな形状である。
 本モデルに搭載されているムーブメントは、高級時計の専門工房「マイクロアーティスト工房」(※1)で手がけられ、「デュアル・スプリング・バレル」(※2)と、「トルクリターン・システム」(※3)の組み合わせによって約84時間の持続時間を持つスプリングドライブ「キャリバー9R02」である。ムーブメントの受には「Micro Artist」と彫刻された18K イエローゴールド製のワッペンが取り付けられており、このプレートを、オーナーが希望する言葉を彫り込んだプレートに変更することも可能だ。

グランドセイコー エレガンスコレクション セイコー創業140周年記念限定モデル(SBGW260)



初代グランドセイコーのデザインを18Kピンクゴールドの素材で華やかに復刻したモデル。また、永続的な美しさを放つ18Kゴールドをケースとインデックスに採用した。12 時位置の「Grand Seiko」ロゴは浮き出し加工で仕上げ、立体的に輝やく。裏ぶたから見ることのできるムーブメントの受には、服部金太郎が精工舎を設立した当時に商標として使用された丸角S マークを刻印している。
 ムーブメントには、機械式の手巻キャリバー9S64 を搭載。キャリバー9S は、動力ぜんまいとひげぜんまいにセイコー独自の耐久性の高い素材「スプロン」を採用している。また、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems 微小電気機械システム)によって製造される、高精細かつ表面平滑度の高い部品を脱進機に採用している。

(※1)マイクロアーティスト工房
マイクロアーティスト工房は、「信州 時の匠工房」を構成する主要工房の一つで、2000 年に時計の技能を継承する目的でセイコーエプソン株式会社 塩尻事業所内に設立された。現在「技能五輪金メダリスト」、「黄綬褒章」受章者を含む「現代の名工」らが所属し、高い技術・技能を活かして複雑時計を手がけている。
(※2)デュアル・スプリング・バレル
1 つの香箱車(バレル)に薄く長い2 本の動力ぜんまいを並列に重ねることにより、持続時間を向上させるセイコーの独自技術。
(※3)トルクリターン・システム
トルクの大きいスプリングドライブの特性を最大限に生かし、限られたエネルギーを有効に使い時計の持続時間を延ばす独創的な機構。「キャリバー9R02」ではトルクが大きいフル巻き上げの状態から約48 時間の間は、動力ぜんまいのエネルギーを活用して、ぜんまい自らを巻き上げる。その結果、持続時間はデュアル・スプリング・バレルと合わせて約84 時間(3.5 日)を実現する。


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